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世界 ミニコラム  2026年9月30日

 (中国の車両のナンバープレートについて)

 

日本では、車のナンバープレートでは、①自家用車一般(白地に緑文字)、②営業車(緑地に白文字)、③自家用軽自動車(黄色地に黒文字)、④軽貨物自動車(黒地に黄色文字)が使われています。
また、文字としては、最初の地名が登録地(愛媛や品川→東京南部、練馬→東京西部)
次の数字が、330(排気量2000cc超えか車幅1.7メートル超え)、550(排気量2000cc以下か車幅1.7メートル以下)
次のひらがなが用途を示しています。(あ,う,などなどは一般、わ,と はレンタカー)その後は4桁の数字になります。愛媛330 ふ1234などです。
中国では、①青ナンバーが一般的な乗用車、小型のトラックなど、②黄色ナンバーが大型バス、大型トラック、普通バイク、③緑色ナンバーがEVとPHEV車、④白色ナンバーが、警察、武装警察、軍用車両、消防・応急救援車両になります。最後に⑤黒ナンバーが外交官車両、涉外(駐在する外国人個人名義の車両で、近年は発行が減り、あまり見かけません。)や香港マカオの車両(中国と陸続きで国境を行き来できるWナンバーなど)になります。
ナンバーの最初に直轄市や省を表す漢字で、例えば、京 = 北京市、沪 = 上海市、
粤 = 広東省などです。次に、都市を表すアルファベットで京A = 北京市、粤A = 広州市、沪A = 上海市となります。そのあとにアルファベットと数字が来ます。
青色ナンバーで「京AF0236」の場合、北京市で登録の一般的な乗用車になります。
次に白ナンバーは警察、軍関係で「警 京 1234」北京の警察車両、「WJ 京 1234」は北京の武装警察(Wu Jing)のナンバーです。1990年台は軍隊の車両(白ナンバー)に干支の12支の漢字が使われており、例えば「未=海軍」「牛=空軍」の所属がわかるようになっていましたが、2013年以降はアルファベット表示になりました。
中国に旅行された際、特に大型トラックの省を表す漢字を見た場合、旅行先が上海であれば、地元の上海を表す「沪」や隣接する浙江省の「浙」などのナンバーはよく見かけますが、たまに「鲁」=山東省(上海から道路距で約700Km)、「辽」=遼寧省など(同約1,600Km)、「藏」=西蔵チベット自治区(同4,100Km 連続走行で約47時間)などのトラックが大量の荷物を積載して走行していることもあります。これを見たとき、改めて中国国土は広いと実感できます。
これだけ広い中国ですが、例えば、内陸の農産地から沿海部の大消費地までは数千キロをトラックで輸送する場合は、目的地まで数日を要します。また、中継地での荷降ろしや積み替え時に常温に晒されるケースが多く、例えば温度管理が必要な商品の場合、コールドブレイクが発生することもあるようです。その結果、中国における生鮮品の流通過程での廃棄ロス率は約2割とも言われ、物流の整った国と比べ高い水準にあります。
但し、日本企業がこの業界へ参入することは、様々なハードルがあります。
例えば、外資に対する物流ライセンスの取得の難しさや運行データの取り扱い(中国のデータ安全法・サイバーセキュリティ規制への適合)のリスク管理が必要になります。
また、競合する現地の個人事業運送業者や中小運送会社は人件費や設備投資を極限まで削って運行しているため、正規の安全基準・労働管理を遵守する日本企業は価格面は負けてしまいます。
これは1つの案ですが、許認可が取れた場合、医薬品・高付加価値食品(厳密な温度管理 )が必要な分野で、日本の緻密な温度管理ノウハウ(定温コンテナ、リアルタイム監視システム)などの物流の提案ができるなら、参入できる可能性があるかもしれません。
(産貿協 眞鍋)

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